CONTINUATION OF A DREAM.   03

出来ることなら行きたくはなかったしまだ昼食だって途中だったのだが、如何せん主務である小早川君が不憫で仕方なかったため、私は昼食を諦めて弁当を手早く片付けた。
その後、心配する美都に「大丈夫だよ」と行って手を振り、クラスメイト達やすれ違う生徒達の視線を受けながらも、小早川君と共にアメフト部の部室へと向かうこととなる。


「……ご、ごめんね、さん」
「え?」


悪魔の放送から、およそ1分半後。
校舎の外にあるらしいアメフト部の部室へと向かうために、昇降口で外履きに履き替えようとした時だった。
下駄箱から通学用のローファーを取り出して履き替えていた私に、小早川君が申し訳なさそうに謝罪してきたので、私は目を丸くする。


「学校、来たばかりなのにこんな突然……本当にごめん」


そう言って俯く小早川君は、既に靴を履き替えて私を待っていた。
私はそんな彼を一度見てから、苦笑を浮かべてローファーへと足を入れる。


「何で小早川君が謝るの?」
「何でって……それは」
「小早川君は言われたことをしようとしただけなんだから、謝る必要なんてないよ」
、さん……」


トントン、と爪先で地面を叩いて、私は小早川君と向かい合う。
小早川君を見ると、大きな目を真ん丸くして私を見つめていた。


「それに、“あの人”に無計画に逆らって、小早川君に火の粉が飛ぶのも嫌だしね」
「……え?」


私の言葉にポカンとする小早川君。
彼が私の言葉を理解するよりも早く、私は歩きだした。

残り時間1分。
何だか昨日試合を観戦したときみたいに、身体が緊張してくるのを感じて、私は微かに掌を握った。




未だにオドオドとしている小早川君に連れられてやってきたのは、体育館裏にある小さな倉庫の前だった。
てっきり部室長屋の一室なのかと思っていたのだけれど、予想は大外れ。
―――まあ、あの悪魔を相手に色々と予想すること自体が、そもそもの間違いなのだが。


「ま、間に合ってよかった……」


小ぢんまりとした寂しい外観の倉庫を見上げていた私の前で、小早川君があからさまにホッと胸をなで下ろす。
呟くように小さく零した小早川君は、目の前の鉄製と思われる扉へと手を伸ばし、恐る恐るといった感じでゆっくりとそれを開いていった。


「し、失礼します」
「……」


重たくて鈍い音を上げながら開いた扉の先には―――。


「遅ェ」
「ひいッ……!!」


ガチャリと、いかついライフルの銃口を真っ直ぐに向けてくる金髪悪魔と、それを止めようとしている丸い身体。
扉を開けて真っ先に標的にされてしまった小早川君が悲鳴に近い高さの声を上げた後ろで、私は一人溜め息をつく。

本当相変わらずだな、この人達は。


「落ち着いてヒル魔! セナ君、時間通りに連れてきてくれたじゃん!」
「邪魔すんな糞デブ!! そもそもこいつがさっさと連れてきてりゃ、放送入れるなんて二度手間踏まなくて済んだんだよ!」
「すすすすすすいませんでしたー!!」


自分の何倍もある巨体に羽交い締めにされては乱射できないらしく、悪魔は大変ご立腹そうな表情で怒鳴る。
それに小早川君が光の速さで土下座して謝ると、とりあえず怒りを鎮めてくれたらしく、手にしていたライフルをポイッと無造作に投げ捨てた。

ひょっこりと小早川君の後ろから中を覗き込んでみると、ひどい荒れ様だった。
片付けに気を向ける人がいないのだろうその室内は、ユニフォームやらヘルメットやらタオルやらボールやら、ありとあらゆる物で散らかり放題だった。
狭い空間が、そのおかげで更に圧迫感を覚える空間へと変化している。

……うん、ひどいなこれ。

スポーツに打ち込むのはいいが、これでは必要なものがいざというときに見つからないのではないだろうか。


「―――おい」


アメフト部室内を見渡してそんな余計なことを考えていると、不意に無愛想な声に呼びかけられ、それとほぼ同時にガッシリと手首が掴まれた。
突然のことに驚いている暇も与えられずにそのまま力任せに腕を引っ張られて、室内へ強制的に足を踏み入れさせられる。

あーあ、入っちゃったよ……。


「お前相変わらずボーッとした顔してやがんな。呼び出されといてボサッとしてんじゃねーよ、糞


押さえを無くした扉は、私の背後で虚しく閉まっていく。
バタンと荒い音を立てて締まった扉を見送ってから、手を掴んでいる人物へと顔を向ける。
そこには、予想通り凶悪な顔をした悪魔がいて。
散々な言葉を吐きかけてから、私を簡素なパイプ椅子へと強制的に座らせた。


「あと10秒待って来なかったら殺しに行こうかと思ってたとこだ」
「えっ! それって結局制限時間の意味ないんじゃ……」
「テメーは黙ってろ糞チビ」
「はいぃッ!!」


私が大人しく腰掛けたのを確認してから、その人―――蛭魔妖一は向かいの椅子へと乱暴に腰を下ろす。
始終彼に怯えっぱなしの小早川君は、雑然としている室内の端っこで立ち尽くしながらも縮こまっていた。


「さて、と」


ひたすら小早川君を不憫に思って苦笑を浮かべていると、目の前に座った悪魔がその長い足を組みながら、ニヤリと嫌な笑みを浮かべた。


「いつの間にアメリカから帰ってきたんだ? え? のお嬢さん」
「……つい先日です」
「知ってる」
「だと思った」


ケケケケケ、と、彼独特の笑い声が室内に響く。
知っているというか、彼の場合は調べ上げたのだろう。
それならばわざわざ私の口から言わせるなという想いを込めて睨みつけてみたが、彼には全くと言っていいほど通用しなかった。

そんな中、彼の隣で行儀良く腰を下ろしていた巨体が、もう限界とばかりに揺れた。


ちゃーん!! 待ってたよー!」

今まで耐えていたらしい涙をドバーッと流しながら、その巨体の持ち主―――栗田良寛が両手を頭上へと上げて万歳をする。
私はそんな彼の反応に少なからず驚いて、暫し目を丸くしてからヘラリと笑って返した。


「なんか、変わってないですね。栗田先輩も……蛭魔先輩も」


お茶飲む? お菓子もあるよ?

そう言って喜びを全身で表現して歓迎してくれる栗田先輩と、それに怒鳴る蛭魔先輩。
そんな2人を見て昔を思い出した私は、思わずそう言って目を細める。

本当、変わらない。
中学のときとこの2人の関係は、何一つ。




そして―――目指している夢も。




荒れてはいるけれどどこもかしこもアメフトに埋めつくされているこの部室を、そして先日の試合を見れば分かる。
彼らは未だに夢見て、それを実現させようとしているのだ。


(……クリスマスボウル)


壁に貼られたアメフトのポスターをチラリと見て、私は心の中で呟いた。


「……あの、ヒル魔さん」
「あ? 何だよ」
さんってもしかして、ヒル魔さん達の知り合い……とか?」
「見りゃ分かんだろ」


物思いに耽る私の耳に、小早川君の控えめな声が届く。
小早川君の疑問に優しく答えるほど心が広いわけではない蛭魔先輩の代わりに、私の前に紅茶を置いた栗田先輩が答えた。


ちゃんとは中学が同じだったんだー。その時にちゃんにはアメフト部の主務をやってもらってたんだよ」
「そ、そうだったんですか!?」
「マネージャー業も兼任でな」


私達が旧知の中であることを知った小早川君は、意外そうな表情で私を見た。


「そっか……放送聞いた時もここに来たときも妙に落ち着いてたのはそれでかぁ」
「耐性があるからね。でも元々落ち着いた子だよね、ちゃんは」
「ただ単にボケーッとしてるだけだろ、コイツは」


この人は再会してから一度もいいこと言ってくれないな。
今の今まで連絡取れなかったこと、何気に怒ってるんじゃないだろうか……。

蛭魔先輩の馬鹿にしたような言葉に若干イラッと来てしまったものの、私は小早川君に向かって頷いてみせた。


「つーか、んな昔話なんざどーでもいいんだよ―――糞、お前昨日ウチの試合観にきてやがっただろ」
「……え」


小早川君がようやく私達の関係を把握した矢先。
今度は昨日の試合について、目の前の悪魔が話を切り出してきた。
私はまさかそんなことまで知られているとは思わずに、あからさまに反応を返してしまう。


「やっぱりな。日本人のくせに金色の眼ェしてやがるヘンテコな女はお前くれーだしな」
「な、何故バレた……」
「ああ、落ち込まないでちゃん! 僕らの試合の助っ人と途中から来た子が偶然見かけてただけだから!」
「だからって、何で私って確信したんですか?」
「見かけたって言ってた奴らの話聞いて引っかかってな。泥門の制服着てたっつーから、試合終わりに校長問い質したらあっさり吐いたぞ。あと、お前試合会場来るときに駅員と喋っただろ」
「そんなとこまで調査済みなんですか」


裏取りするにも程があるでしょうに。

そう言って思わず取り乱す私の様子に、蛭魔先輩がまたしても愉快そうに笑い声を上げる。
細心の注意を払っていたつもりでいたのは、私だけだったようだ。


「何でその場で俺達に声かけてこなかったのかは、今は置いておくとして……無駄な努力だったな」


オツカレサン。

ニヤニヤと口元を歪めて鋭い歯を露にしながら、どこからともなく取り出した銃の先で私の額を突っついてくる彼に、私はぐっと悔しさを堪えて睨みをきかせる。
そんな睨みも効かないとなると、私が彼に勝てる要素は万に一つもない。


「でも本当嬉しいよ、ちゃんに会えて! これでまた一緒にアメフト頑張れるね!」
「!」


何としても言い負かしてやりたいと、頭をフル回転させて打開策を探っていたとき。
何となしに放たれた栗田先輩の言葉に、私は思考をピタリとストップさせた。


「そ、そうですよね。中学の時に主務とマネージャーやってくれてたなら、高校でも……」
「あっ、でも昨日姉崎さんがマネージャーになっちゃったんだっけ」
「バーカ。コイツはマネ業よりもメインにやってもらう仕事があんだろーが」
「? じゃあ、主務の仕事を?」
「主務はテメーだろ」
「え! あ、そ、そうですよね……」


ああ、こういう話になると思ったから、彼らとは顔合わせしづらいと思っていたのに。

泥門に来たからには、私も入部するのが当然という方向性で話をする3人。
そんな3人の会話を聞きながら、私は顔を俯かせていく。

言わなくちゃ。
今の私は、違う。




昔の―――中学のときの私とは、違うのだと。




「……ちゃん?」


完全に視界が床へと向いた頃、栗田先輩の柔らかな声で名を呼ばれた。
けれど顔はそのまま、雑誌やタオルが散乱した床へと向けられて、上げることが出来ない。


「……ごめん、なさい」
「え……?」


言わなくちゃ。




「私―――…アメフト部には、入れない」




それがたとえ、想いに逆らった言葉でも。


、ちゃん?」
さん、それってどういう……」
「……」


本当は、こんなこと言いたくなんてない。
協力したいし、誰よりも近くで見ていたいし、なにより。
一緒に、高みを目指したい。

全員揃って、皆で、全国大会決勝(クリスマスボウル)に。

でも、今の私にはそれを手伝える力がない。
皆を頂点まで支えて、押し上げてあげることが出来ない。
今の私は、あの時の私以上に、無力なのだ。


「アメリカから帰ってきて泥門に入ったのは、アメフト部に入るためじゃないんです」
「そんな……ちゃんまでそんなこと……!」
「ごめんなさい、栗田先輩」


大きな身体を前のめりにして、栗田先輩は目を潤ませる。
私はそんな彼に向かって、小さく笑うことしか出来なかった。

チラリと視線を落とした腕時計。
その針が指し示す時間が、私の至福の時間の終わりだった。


「……本当に。期待させてしまって、ごめんなさ、い」


静まり返った部室内。
ここに来ることも、もうない。
ほんの十数分間の再会だったけれど、私は嬉しかった。

栗田先輩の目からは涙が溢れ出て、小早川君は困惑の表情を浮かべている。
そして、彼は。




「私じゃもう、何の役にも立てないから」




その言葉とほぼ同時に鳴り響く、昼休みの終わりを告げるチャイム。
チャイムが鳴り響いている間にここから出ようと、詳しい理由も話さずに腰を上げて踵を返した私の、その嘘つきな背中に、悪魔の鋭い視線だけが突き刺ってきたような気がした。


(……痛い)





**********





中学時代の懐かしい面々との再会、そして再びの別れを告げた日から、1週間程が経った。
あの日以来、蛭魔先輩と栗田先輩の顔は見かけていないし、小早川君とも話していない。
勿論、アメフト部の練習を見に行くことすら、していない。

そんな中で、私は着実に泥門高校という新しい環境に馴染みつつあった。


「……あらら」


いつの間にこんな時間に。

壁に備え付けられた時計を見て、私は静かな図書室の中で1人呟く。
実に平和な日々を過ごしたこの1週間で、図書室はすっかり私の放課後の居場所となっていた。

―――部活には、入っていない。

私は専ら、放課後はこの図書室で読書に勤しんでいた。
元々読書が好きだったこともあるが、最近はその時間すらないほどに慌ただしかったこともあって、その反動からなのだろうと自分では思っている。

壁時計から図書室内へと視線を巡らせると、人影が1つもない。
気配すら感じないところを見ると、どうやら係の生徒や先生すら、私を置いて出ていってしまったらしい。


「……あ、鍵」


ふと、読んでいた本を閉じて机の上を見ると、ここの鍵がポツリと置かれていた。
それを目にした私は「またやってしまった」と苦笑する。

どうも一度集中すると、暫く外界を遮断してしまう癖があるらしい私。
声をかけても反応がないことをここ何日かで理解したらしい司書の先生は、最近はこうして私に最後の戸締まりを任せてくるようになった。


(帰ろう、かな)


きりのいいところまで読むことができたし、何より窓の外に広がる景色が暗雲にどっぷりと染まっている様子を見て、私はその場を後にすることにした。
読んでいた本を元の棚へと戻し、鞄を抱えて図書室を出る。
しっかりと鍵が締まったことを確認してから、鍵を返すために職員室へと向かった。

2年生の教室が並ぶ廊下を、1人静かに歩いていく。

時間が時間なだけあって、人気はない。
ほとんどの生徒が帰宅、もしくは部活動に勤しんでいるだろう放課後。
私はこんな静まり返った廊下を、ここ1週間で何度も通っている。


「静かだなー……」


あの日から、ただただ毎日を平穏に過ごして。
正直なことを言うと、アメフトのことを忘れるように放課後の時間を図書館で潰している。
はじめこそ、相手が“泥門の悪魔”であることから何かしら報復なり何なりあるのではと戦々恐々していたのだが、そんな心配、私には無駄なことだった。

私はあくまでマネージャーや主務といった立場だったのであって、絶対に必要な存在というわけではない。
それに彼らにはもう既に、主務とマネージャーがいる。
―――私なんかがいなくても、前に進める。

風の噂で、彼らは昨日、春大会2回戦に挑んだらしい。
結果は惨敗だったようだが、アメフトの名門・私立王城高校のアメフト部相手に、あのアイシールド21がタッチダウンを2度も奪うという健闘だったと聞いた。
姉崎まもりさんというとても優秀なマネージャーもついて、今は秋大会に向けて準備を始めているそうだ。


「……」


図書室と同じ階にある職員室へ図書室の鍵を返してから、私はぼんやりとしたまま昇降口へと向かう。
23年の昇降口とは別のところにあるとはいってもそれほど遠くはないはずの道程が、気持ちが沈むだけでこんなに長く感じるとは思ってもみなかった。


(何を悔しがってるんだろう)


そう、悔しいのだ。

彼らの傍で、共に苦しむことも楽しむことも出来ないこと。
そんな私の代わりに、別のマネージャーが彼らを支えていること。
そして何より―――共に、夢を追えないこと。

力ない足取りで、一段一段踏みしめて階段を下りていく。
いつもの倍以上の時間をかけて辿り着いた昇降口は、虚しくなるほど静まり返っていた。

雨は、なかなかの降りようだった。


(本当、なら)


本当なら、日本に戻ってきて同じ高校に通っている今、真っ先に彼らの元へと駆けつけて、中学の頃と同じようにサポートをしてあげられているはずなのに。
この目で、王城ホワイトナイツとの試合を目の当たりにしているはずなのに。

なのに、何で。


「……」


何で私は、夢とは反対の方角を目指しているのだろう。

考えないように考えないようにと、放課後をアメフトの次に好きな読書に費やしてきたというのに、結局はこうして更に頭から離れない結果になっている。


(自分で決めて、自分で言ったことなのに)


身勝手にも、程がある。

後悔ばかりが頭の中に渦巻く。
夢を失う虚無感ばかりが、私の背中にのしかかる。

それでも、あの雨のようには、素直に涙を流せない。


(……厳ちゃんのとこ、行こうかな)


ふと幼馴染みの気持ちが少し分かったような気がしたけれど、こんな私の気持ちと彼の気持ちを同列には出来ない。
こんな、弱い決意しか持たない私の気持ちとは。


「……情けない」


自嘲を浮かべ、吐き捨てるようにそう零してから、私は上履きを無造作に脱ぎ捨てて、それを拾い上げる。
下駄箱からローファーを出して足元へ投げ捨ててから、手に持っている上履きを下駄箱へしまって小さな扉を閉めた。




―――その時だった。




「ッ!?」


バァン、と。
けたたましく鋭い音が、放課後で私以外誰もいなかったはずの昇降口に響き渡る。

思いの外大きなその音は、下駄箱に身体ごと向いていた私のすぐ横で発せられたもので。
音の大きさに驚いてビクリと肩を震わせてから、私はあまりに近いその音の元へと顔を向けた。


「……な、に……?」


そこには、私の背後から伸びるようにして下駄箱につかれた、誰かの手。
グリーンの制服の袖が視界に入って、自分の身体が人影の中にすっぽり埋まっていることにも気付く。
そこでようやく、私は自分の真後ろにある人の気配に気が付いた。

考え込んでいたせいで、まったく気がつかなかった。

突然のことに混乱する自分を冷静に落ち着かせながら、気配を探って必死に視線を走らせる。
制服の袖から伝うようにして下駄箱につかれた手まで視線を走らせてから、私は息を呑んだ。


(この手は)


細長い指に、大きな手。
それは、私が何度もこの目で見てきた人の。
ボールを投げ続けているとは思えないほど、綺麗な手。

それでも、確かに努力が染み付いた、男の手。




「―――よう、今帰りか? ……糞




悪魔の、右手だ。








この眼が確かに、憶えてる。

(ずっと傍で)(ずっと見ていた、そのカタチ)










アトガキ。

*久々の邂逅。迫上がる後悔。そして悪魔に囚われる。

*ようやく再会させることができました、蛭魔・栗田とヒロイン。
 しかし再会してものの数分でドシリアス展開というね。しかもそのあとの修羅場……頑張れヒロイン(爆)
 ヒロインが入部を断った理由は、次の話で大雑把にではありますが判明いたします。

 では次回!蛭魔さんとの直接対決です!




*2012年12月8日UP。