呉牛、月に喘ぐ。 05
「はい、お茶どうぞ」
コトリと、テーブルの上に置かれる湯呑の音が万事屋内に響いた。
あれから、私は土方さんと総悟君を急かすことで、何とか銀さん達が帰宅する前に万事屋へ戻ってくることが出来た。
土方さんと総悟君は私の頬の怪我について、銀さんに説明する為に残るのだそうだ。
それならば、と粗茶だけでも出そうと思って、台所で支度をしてお茶を出したところだ。
「ああ、悪ィな」
「ありがとーごぜーやす、」
「いえいえ。一晩泊めてもらった上に送ってもらっちゃったんだし、これくらいしないと」
でもごめんなさい、お茶菓子はないです。
そう付け足すと、総悟君は少し残念そうに唇を尖らせて、土方さんは予想していたかのような表情で「どーせろくな食い物も残ってねェんだろ」なんて言ってきた(図星だから反論出来ない)。
こういう時に格好がつかないので、今度から茶菓子くらいはどこかに隠しておこうか(隠さないと銀さんに食べられる)と思った。
「旦那達は何時頃帰ってくるんですかィ?」
不意に、お茶を啜りながら総悟君が訊ねてきた。
私はその質問に、首を傾げて返す。
「何だァ? いつ帰ってくるかも分かんねェで、あンだけ大騒ぎしたのか?」
「う……だって、もし朝早くに帰ってきてたら大変だし……」
「お前なァ……いくらターミナルが近くにあるっつっても、旅行先は宇宙だろ? 距離を考えろ、距離を」
「そんなこと言われたって……」
宇宙旅行が街のくじ引きで簡単に当たって、「じゃあ行くか」ってなるようなところにいなかったのだから、しょうがないじゃないか。
そう続けようかと思ったが、やたらと突っ込まれるのも面倒なので、お茶を啜って誤魔化した。
言われてみれば確かにそうだな、と思う。
早く帰ってくることよりも、何かに巻き込まれて遅く帰ってくる可能性を心配した方が良かっただろうか。
時計を見ると、何だかんだでお昼にまでなってしまっていた。
「……まだ帰ってきそーにねェな」
「そうですねィ……―――土方さん、あの話、にもしておいた方がいいんじゃねェですかィ?」
「……あの話?」
まったくと言っていいほど銀さん達が帰ってくる気配がないことに、少し苛立たしげに舌を打った土方さん。
そういえば、仕事は大丈夫なのだろうか。
そんなことを考えながら申し訳なく思っていると、突然、総悟君が話を切り出し始めた。
『あの話』とは何ぞや、と私が首を傾げるのとは対照的に、土方さんは「そうだな」と頷いて、銜えていた煙草を燻らせる。
「本当は高杉のことものことも旦那に話したついでに、この話もするつもりだったんですがね」
「!」
「でもが嫌だっつーなら、だけにでも話しておこうかと思いやして」
何だか面倒なことをさせてしまっている気がして、私は申し訳なくなった。
ごめんなさいと一度謝ると、向い側のソファーに腰を下す2人は笑って返してくれる。
「―――それで、話って……?」
「ああ、それがな……高杉の野郎のことだ」
「高杉、さんの……こと?」
いつ銀さん達が帰ってくるか分からないので、私から話を促した。
長くなる話ならば尚更だと思っていた中、土方さんの口から出てきた『高杉』の単語に、思わず目を丸くする。
「奴ァ俺達や幕府からの追跡を逃れるようにして、京に身を潜めているはずだった。そんな奴が単独で江戸の町に出てきたからにゃ、何か裏があると思ってな」
「とやられてる隊士連中を見つけた後、事後処理してた土方さんがまだ息のある浪人を見つけまして。……ほら、あの路地に転がってた、着流しの男達でさァ」
「ああ、あの人達……生きてる人、いたんですね」
「まあ、たったの1人で、そいつも瀕死でしたがねィ」
土方さんと総悟君の話によると、あの場に倒れていた浪人は全員攘夷志士だったらしい。
まあ、この江戸では幕臣か攘夷志士くらいしか刀を持っていないのだから、当たり前と言えば当たり前だ。
そんな浪人を、土方さんと総悟君達は連行していたらしい。
そこで、高杉さんに斬られる様な、怨みを買う様なことをしたのか尋ねると、浪人はこう答えたそうだ。
「―――『俺は、刀を持っていただけだ』、ってな」
刀。
その言葉に、思わず胸がドキリとした。
思い出されるのは、あの、真っ白い刀。
(……刀って聞いた、だけなのに)
自分はどうかしてしまっている。
重症だ。
そんなことを思う私に気付かずに、2人は話を進める。
「なんでも、どっかのお偉いさんから奪い取った名のある刀らしくてな。それを持っていたところ、高杉に狙われたんだそうだ」
「……つまり、高杉さんはその刀が目的で江戸へ来た、と……?」
「そうなりますねィ」
流石侍と言うべきか。
名のある刀に興味を惹かれるとは、何とも武士らしい。
しかし、あの人の目的はそういう意味ではないような気がする。
『こんな三下の浪人風情に使われちゃ、刀(てめェ)も鈍っちまうってもんだよなァ?』
ふと、高杉さんが呟いていた言葉が頭を過ぎった。
そして、私の中で早くも、その刀が何なのか、理解し始めてきていた。
「その刀だがな、ただの刀じゃねェらしい」
「……」
土方さんの言葉が。
「そいつが所謂……『妖刀』ってやつらしくてねェ、詳しい話を聞いて俺と土方さんで調べてみたんでさァ。そしたら……―――」
「……妖、刀……」
総悟君の、言葉が。
私の中で、確信へと変わっていく。
「あったですよ、その刀の名が」
思わず、息を呑んだ。
何の為に高杉さんがその刀を狙っていたのかは定かではないが、確実に―――私が目にした、あの刀だ。
私はいてもたってもいられずに、2人に問う。
「……その刀の、特徴とかは?」
「ああ、分かるぜ。ばっちり聞き出したからな」
そう言うと、土方さんは上着の内ポケットから黒革製のカバーがかかった小さな手帳を取り出して、パラパラと捲り出した。
警察が情報を書き込む手帳と、同じようなものらしい。
「……お、あった」
そして、紙を捲っていた土方さんの指が止まり、土方さんが手帳に書かれているらしいことを読み上げ始める。
「見た目は―――純白」
「ッ……!」
「鞘の先から鍔、柄、その先まで、全てが白。とてもじゃないが人を斬る道具とは思えねェほどの白さで、傷一つ付かないひどく頑丈な造りらしい」
それだけで、確信した。
私が見て、魅了されたあの刀を狙って、高杉さんは江戸まで来ていたのだ。
そして、自分と同じ攘夷志士達の中にそれを見つけて、浪人達を斬り付けている時に退君達真選組と出くわし、やむなく対峙した。
1人妙に納得している私をチラリと見た土方さんは、手帳をパタリと閉じて、内ポケットの中へと戻した。
そして、後を続けるように総悟君が言う。
「そして、その刀身は幾多もの人間を斬りつけ血を浴び―――黒くなったと言われているらしいですぜ」
「!! ……刀身が、黒いの?」
思わぬ総悟君の言葉に、私は目を見開いた。
そして、あの真っ白な柄と鍔から伸び、美しい鞘から抜き放たれる黒い刃を想像し、身震いする。
何だかとても、不気味な刀ではないだろうか。
なんでも、その刀は長い年月、人を殺すことだけに使われた刀で、知らず知らずのうちに刀身へ血が沁み込み、赤黒い色を通り越して真っ黒に染まってしまったという逸話があるらしい。
純白の皮の中に、漆黒の身を隠している刀―――。
「その刀を手にした奴ァ、全員その刀に取り憑かれたかのように人を斬るだとか、不審な死を遂げるだとか、色々噂はあるみてーだが……まあ、いわく付きの刀ってこった。そこらの浪人が簡単に扱える代物じゃねェらしーが……」
「刀に沁み付いちまった恨み辛みが狂気となって気が狂っちまうとかも言われてるそうで」
いかにも、妖刀らしい噂である。
「刀の名前は確か……何でしたっけ、土方さん」
ふぅ、と溜め息交じりに紫煙を吐き出す土方さんに、総悟君が言った。
私は半ば高揚したような気持ちで、そんな2人を見ている。
刀に名前なんてあるのか。
土方さんは、横目に総悟君を見て呆れたように言いのける。
「やみゆき、だよ―――“闇雪”」
その名がひどく恐ろしく感じて、私は思わず顔を俯かせた。
あの白い刀は、黒刃刀だった。
そして、名は、“闇雪”。
私は。
私は、なんてものに目を、奪われていたんだ。
そう思った時。
不意に、土方さんが再び話を切り出す。
「高杉の野郎はまんまと、そのいわく付きの妖刀を持ち去っちまったわけだ。そして、……お前の癖も、奴ァその目にはっきりと見てる」
「!」
土方さんの鋭い視線が、私を射抜いた。
警告されているのだ。
私の“癖”に、その刀は―――危険すぎる、と。
「高杉がまたお前に接触してくる可能性がある。その“闇雪”を、に握らせると考えるかもしれねェ」
「……気をつけろ、って……ことですか?」
「……ああ」
私の掠れた声に二つ返事で応えた土方さんは、私が出した灰皿に煙草を押し付けて消し、最後に言った。
「高杉には気を付けろ―――……人を、斬りたくなかったらな」
「ッ……!!」
言葉は少なかったけれど、私にも土方さんの言わんとしていることは手に取るように分かった。
幕府を殲滅しようとする過激派攘夷浪士である高杉さんが持つ刀は、妖刀。
それも、性質の悪い『人斬り包丁』で。
それを最大限に生かせる要員が、“刀になり変わる”私かもしれないと。
いくら刀を持って雰囲気が変わってしまうと言っても、私の意識はしっかりしている。
現に、私は高杉さん相手に自分の意志で、峰で斬りかかったのだし。
しかし、手に取る刀が、人の心を変えてしまう妖刀だとしたら。
何故か人一倍刀に敏感な私は、妖刀の意識を最大限まで反映し、今度こそ“私”じゃなくなってしまう。
そして、やりたくもない人斬りを、“刀”に、させられてしまうかもしれないのだ。
「俺達も出来る限りのことはしてやるつもりだが、年がら年中ってわけにもいかねェからな」
「……」
私が『人を斬るとこ』を望んでいないと分かっている様子の土方さん。
私はただ彼に向って頷き返すことしか出来なかった。
私の中に、また新たな恐怖が生まれてしまったのだ。
「―――でも、ま、要は鞘から刀を抜かなきゃいいんでしょ?」
「……へ?」
ほんの少しの沈黙が万事屋の事務所内に流れた後、不意に、総悟君がそんな言葉を零してきて、私は思わず情けない声を上げてしまった。
総悟君を見ると、いつもの、やる気があるのだかないのだかよく分からない表情で、私と土方さんを交互に見やっている。
「の“癖”は、刀……真剣を握って、抜刀すっと出てくるんだろィ?」
「え……あ、まあ……」
総悟君は自分の脇に立て掛けておいた愛刀を手にとって、私に言ってきた。
私も、確かにその通りではあるなと思いながら、頷く。
すると、総悟君はニヤリと口元だけで笑って、鞘をつけたままの刀の柄を握り、剣先を私の鼻先へと突き付けてきた。
「なら、いざという時ァ、鞘から抜かずにそのまま戦えばいいんじゃねェのかィ?」
「アホだろ、お前。絶対アホだ。ふざけたことぬかしてんじゃねェぞ、総悟」
簡単にそう言ってのける総悟君に目を丸くすると、私の代わり(なのかなは謎だが)に土方さんが総悟君に突っ込んだ。
確かにそうだけど……理屈だけじゃどうにもならないよ。
抜刀しなければ絶対に大丈夫だとも言い切れないし……。
「何でィ。土方さんに提案してるわけじゃありませんぜ。黙ってろ土方コノヤロー」
「んだとクソガキィ!!」
大体、一般人である私が真剣を握らなければならなくなる状態って、どんなだ。
そんなことを考えている間に、何故か土方さんと取っ組み合いを始めている総悟君。
万事屋の中で斬り合いはしないでね、なんて思いながら2人の喧騒を見届けていたら、不意に総悟君が私へ刀の柄を差し出してきた。
「……何?」
「試しに鞘つけたまま振ってみてくだせェ」
「や、やだよ、そんなの! 今ここでやらなくてもいいじゃん!」
突然の提案に、私は思わず両手を前に出して拒絶した。
総悟君の言っていることも一理あるが、流石にこんな室内で刀を振り回すわけにもいかない。
大体―――。
「怖ェのかィ?」
「! ……」
「昨日の今日、刀を握って……怖ェのかィ?」
拒絶する私に、立ち上がりながら総悟君が言った。
確かに、その通りなのだ。
怖い。
それに思わず素直に頷く私だが、総悟君は差し出してきた刀を下そうとはしなかった。
ニッと笑って、私に言う。
「心配いりやせんぜ。もし鞘がすっぽ抜けちまったりが変わったりしちまっても、ちゃんと止めまさァ。……土方さんが」
「俺がかよ!」
「……」
何だか腑に落ちないが、総悟君の言葉に少し安心してしまった私。
暫く総悟君の差し出してきた刀を見つめて考えた後、コクリと小さく頷く。
変わったとしても、この2人なら、本当に止めてくれそうだし。
了承した私に、土方さんが少し呆気に取られたように驚いていたが、すぐに溜め息をついて私に目を向けた。
2人とも、変に目が真剣だ。
多分、“変わった私”を見てみたいという気持ちもあるのだろう。
まあ、抜刀しないと変わらないと思うんだけど……。
「……じゃあ、借りるね」
「どーぞ」
私はゆっくりと、目の前の刀の柄に手を伸ばし、指先が触れた瞬間にグッと握り締めた。
途端、押し寄せる熱と高揚感。
そして、頭は徐々に冷えていく。
反対側を掴む総悟君の手が離れたのを確認して、立ち上がって、刀を自分の方へと引き寄せた。
「―――!」
「……」
やっぱり刀持つと、不思議と落ち着くな……。
って、違う違う!
私は何だか少し驚いた様子の2人に苦笑して見せた。
すると、2人とも強張っていた顔付きが安堵の表情へと変わっていく。
―――どうやら、雰囲気がいつもの私とは変わってしまっているらしい。
「……鞘ついたままだと、少し……重いね」
「まあ、それァ仕方ねェこったろ。……気分はどーだ?」
「んー……あんまり変わらない、ですかね」
「そうですかィ……(雰囲気は大分重苦しいけどねィ)」
「でも……―――」
土方さんに聞かれて、私は刀を軽く振りながら応える。
多少の気持ちの起伏はあるものの、いつもと変わりはない(と思う)。
「いい刀、使ってるんだね」
「! ……そんなことまで分かるんですかイ?」
「何となく」
そんな私を見ていた総悟君が、土方さんの刀に手を伸ばした。
私はそれを何となく視界の端に入れて見ながら、鞘がついたままの刀を振り続ける。
その時。
「」
「……え? ―――ッ!?」
ガキィィンッ……!!
「ちょっ……総悟君!?」
「総悟、てめェ……!!」
不意に、総悟君が土方さんの刀で斬りかかってきたのだ。
驚いた私は、咄嗟に手にしていた総悟君の刀で受け止める。
総悟君は、驚く私と土方さんを無視して、何だか1人納得したような顔付きで言う。
「真剣持つとやっぱ違うみてェだなァ。反応がいいや」
「そ、そんなこと調べる為だけに斬りかかってこないでよッ……!」
「いやァ、見てたらこっちも血が騒ぎだしちまって……」
「私の為に抑えて下さい!」
どうやら反応を試したかっただけのようだが、私にとっては迷惑この上ない。
私は鞘をつけたままだが、総悟君は抜刀した状態で斬りかかってきたのだ。
多少手加減されてはいるが、一太刀がかなり重かった気がする。
総悟君が持つ刀の刃と私の持つ刀の鞘が擦れて、ギッ、と鈍い音を立てた。
「……あ、あの……刀、引いてくれないかな……」
「が先に引いてくだせェ。俺から引いたら斬り捨てられちまいそうで引けねェ」
「わ、私も無理! 今引いたら、鞘から抜いちゃうかも……!」
なんとも滑稽な光景だろう、今の私達は。
室内で剣を交えながらも、互いに気の抜けた会話をしているのだから。
総悟君は、私が言っても一向に刀を引こうとはしない。
私は、どうしたものか、とひたすら考えていた。
何だか身の危険を感じてきたので、このままでは鞘を取り去り兼ねない。
「……抜いてどーなんのかも見てみてーな」
「土方さん、怖いこと言わないで下さいよッ!!」
土方さんまで、何故か乗り気である。
総悟君の刀を押さえ込んだまま、私は土方さんへ向かって懇願した。
しかし、土方さんの顔付きが、やけに愉快そうに歪んできた。
総悟君へ目を戻すと、総悟君まで同じような顔をしている。
あ、危ないよ、この人達ッ……!!
私が心の中で怯えながら、半ば泣き出しそうになっていた時だった。
「―――ー、お前の銀さんが帰ったよー、っとぃ」
「あ」
「おっ」
「! ぎ、銀さん!?」
ま、まずい……!
タイミングがいいのか、悪いのか。
玄関の開く音がしたかと思うと、久方ぶり(といっても、1日と数時間くらいぶり)に聴く、気が抜けて間延びした低音―――銀さん達が、帰ってきてしまったのだ。
「……あり? ー? チャーン?」
「どっか出掛けてるんじゃないですか? 買い物とか」
「お昼過ぎたから、昼飯後のご飯食べてるのかもしれないヨ!」
「何だよ昼飯後の飯って。怪物胃袋のてめェとを一緒にすんじゃねェ」
何だか懐かしくも思えてくる銀さん・新八君・神楽ちゃんの会話。
それに安心感さえ抱いてしまう私だが、今の私にとってこれほど最悪な事態はない。
目の前には、私と刀を交える総悟君。
傍には、それを傍観しながらほくそ笑む土方さん。(面白がってないで何とかしてくれ)
「あ? の靴あんじゃねーか。……何か靴多いな―――……まさかッ!!」
私は一瞬にして顔を引き攣らせ、咄嗟に刀を引こうとした。
しかし―――。
「ッ、!!」
ドタバタと、突然駈け出したらしい銀さんの荒々しい足音と叫び声がしたかと思うと、乱暴に開かれる扉。
瞬間、銀さんの、世界の破滅でも目撃したかのような顔が、目に入ってきた。
「な……何やってんのォォォォ!! お前らァァァァ!!?」
「……」
こちらを指差しながらこれでもかと叫ぶ銀さんの後ろから、新八君と神楽ちゃんの同じような顔が覗くのは、もうすぐ。
闇は、雪に魅入られる。
(捉えて、離さない)
アトガキ。
*高杉の目的と、狙い。真選組が抱く危機感。ヒロインが抱く想い。
*今回は伏線の意味もこめての話でした。
やっと銀さん達が御帰還なされましたね。坂本さんとヒロインのご対面は……もう少し先になりそうだ。
次回は銀さん達と大騒ぎ、かな?
*2010年10月31日 加筆修正・再UP。
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