呉牛、月に喘ぐ。   01




「嫌ヨ! 私はと一緒がいいネ! こんなムサい男2と宇宙なんて行ったって、面白くもなんともないアル!」
「そりゃあこっちのセリフだボケェ! 俺だってと一緒に、宇宙で星見ながらイチャイチャしたかったわァァ!!」


その日、万事屋の玄関は賑やかだった。
いつも賑やかだろう、と言われればそうですと答えるしかないのだが、その日はいつも以上に賑やかだったのだ。


「もー、いつまで玄関先で騒いでるんスか? ちゃんが折角気を利かせて僕らに譲ってくれたのに」
「うっせーんだヨ眼鏡! 大体ミテクレからして地球に依存していそうなお前が、に譲ればよかったんだヨ!」
「どーいう意味だコラァァ!! 地球依存なミテクレってなんだ!!」


今、私は荷物を抱えた万事屋メンバーを目の前に、ただ溜め息を零すことしか出来ないでいた。


こうなったのには、きちんと理由がある。

先日、1買い物に出かけた神楽ちゃんが偶然行った抽選会で、宇宙旅行へのチケットが当たったのだ。
勿論、普段から生活するだけでも大変なほど万年金欠状態な万事屋メンバーにとって、宇宙旅行など最高級の贅沢なのである。

―――しかし、そのチケットは3名までという定員付きで。

そうとなれば誰が留守番をするのか、という話になって、万事屋メンバー3人で何時間も言い争いを繰り広げていたのだ。

何故か留守番組に入れられずに話を進められた私は、その喧騒を見兼ねて自ら留守番を志願した。
初めはガタガタ文句を言っていた3人だが、何とか私が「3人水入らずで行って、ゆっくりしてきなよ」と説得して、出発当日の朝を迎えたのだが―――


ー、銀さんやっぱが心配だから、この2人のどっちか殴り倒してでも連れてくわ」
「いや……そこまでして宇宙に行きたくないから」
1人でいるのが心配なら、銀ちゃん代わりに1人で留守番するヨロシ。そうすれば寂しくないし心配要らずネ」
「おっ、それもそうだな。じゃあ俺が地球に残ってお前ら3人で……って、その手に乗るかァァァ!!」


荷物をまとめて玄関先まで見送りに出た矢先、暫く家を空けることを渋り始めた3人が、またしても言い争いを始めてしまったのだ。
私は後ろから抱きついてくる銀さんと、前から抱きついてくる神楽ちゃんに挟まれたまま、また溜め息をつく。

このままじゃ埒が明かない上に、チケットを無駄にする可能性まで出てくる。

私は意を決し、頭の上に乗っている銀さんの顎を押し返し、神楽ちゃんをそっと離して言った。


「神楽ちゃん、宇宙旅行から戻ったら、たくさん私に宇宙の話聞かせてくれる?」
「え? ……勿論ヨ! 見てきたもの全部、に話すネ!」
「銀さん、何かお土産あったら買ってきてね。楽しみにしてるから」
「お……おー、任しとけ! 銀さんがにピッタリのもん見繕って、買ってくっからよ」


上手いこと言いくるめることが出来た神楽ちゃんと銀さんに荷物を持たせると、2人の背を押して早々に玄関から出させる。
そして、最後に新八君へ顔を向ける。


「新八君、あの2人のことよろしくね」
「う、うん。……何かごめんね、ちゃん」
「大丈夫大丈夫―――ほら、時間ないから早く行って?」


私に背を押されたのに流されて下の階まで下りていた神楽ちゃんと銀さんが、新八君を呼んでいる。
新八君は申し訳なさそうに「行ってきます」と言うと、荷物を抱えて駆け足で階段を下りて行った。


「……これでよし、っと」


銀さんと神楽ちゃんが、私に上手いこと言いくるめられてしまったと気付くのは、あの調子だと街並の先に立っているターミナルに到着してからだろう。
私はそんなことを思いながら、万事屋の中へと戻っていった。


「…………あれ、そう言えば定春は……?」






銀さん達を見送って暇になった私は、預かった万事屋の鍵をしっかりとかけ、真選組へと足を運んでいた。

先日の『公子ちゃんの彼氏救出』以来、真選組(の道場)に足を向けることを今まで以上に制止し始めた銀さんのせいで、最近訪れていなかったのだ。


「こんにちはー」


まだ昼には早い時間帯だが、とりあえず真選組屯所の門をくぐって言う。
しかし、元々大声を出す気がないので、人が出てくることはない。


「―――あれ? ちゃん?」
「!」


そう思っていたのだが、不意に、背後から声をかけられて、私は後ろを振り返った。
そこには、いつもの黒い制服姿で爽やかに笑う退君の姿。
今日は珍しく、バトミントンのラケットは所持していないらしい。


「退君、こんにちはー」
「こんにちは、ちゃん。……うわあ、なんか久しぶりだね。中々屯所に遊びに来ないから、何かあったのかと思ってたよ」
「あー、うん。まあ、色々あったけどね」


そう言ってヘラリと笑ってみせると、退君は頬を赤らめて照れくさそうに笑って返してくれた。


「旦那とあの連中は、ほっといて大丈夫なの?」
「銀さん達はねー、宇宙旅行のチケットが当たったから、今朝からそれに行って留守なんだよ」
「う、宇宙旅行!?」
「うん。私はお留守番」


銀さん達不在の旨を伝えると、退君は一人納得したように、そうかそうかと頷いていた。
時折、「なら今のうちに……」とか「チャンスだよねコレ」とか呟いているように聞こえるのは気のせいだろうか。(何のチャンスだ)

そう言えば、いつもは賑やかな屯所内が妙に静かな気がする。

いつもなら真っ先に現れる総悟君や、それを制する土方さんの姿が見られないところを見ると、どうやら仕事で大部分の隊士さん達が出払っているようだ。


「……静か、だね」
「え? ……あ、ああ、うん。皆市中見回りに行ってるんだ。俺もそろそろ行かないとなァ……」


最近忙しいんだよ、と苦笑する退君。
理由は分らないが、最近街の警備を厳しくしているらしい。

何だか忙しそうだなァ……。

そんなことを思いながら、邪魔をしてしまうだろうから万事屋に帰ろうかと考えていると、不意に、何かを思い出したかのように退君が「ああっ!」と大きな声を上げ、私の顔を覗き込んできた。
私は驚いて目を丸くし、思わず後ろへ一歩下がるが、肩をガシリと掴まれてしまい、それ以上は後退出来なかった。


ちゃん、ここまで1人で来たの!?」
「へ? あ、うん。そう、だけど……?」
「だだだ駄目だよ、そんなん!」


それがどうしたの、と首を傾げると、退君はカッと目を見開いて、半ば叫ぶようにまくし立てる。


ちゃん、今は副長や局長はいないけど、俺達が戻ってくるまでここにいて。女中さんの手伝いしてても、縁側で寛いでても、部屋で寝てても構わないから、ね!!」
「え、あ……退君がそう言うなら、そうするけど……何で?」


念を押すように語尾を上げる退君にただ頷く私だが、ふと疑問に思って訊ねてみた。
そんなに、何か心配なことでもあるのだろうか。


「帰り、俺が送っていくよ。だからそれまで、ここで待ってて」


私の疑問には答えずにそう言うと、退君は颯爽と屯所の門をくぐって出て行ってしまった。
最後に、「絶対だからね!」と念を押して。


―――……何なんだろ、一体」


私は門をくぐって行った退君の背を見送ると、1人小さく呟いて首を傾げ、屯所の中へと向かった。

屯所の庭だけではなく、屋敷の中や道場も、隊士さん達の姿はあまり見られなかった。
チラホラと見受けられる隊士さん達の中には、隊長格の人も交じっていたのだが、総悟君や土方さん、近藤さんの姿はやはり見当たらない。

縁側でのんびりするのもいいかと思ったのだが、厨房の方へ顔を出しに行くと、女中頭さんにタイミングよくとっ捕まってしまった。


ちゃん、久しぶりじゃない! 待ってたのよォ」
「お、お久しぶりです、お園さん……」


この女中頭さんは小早川園さん(38)。
その年齢とは不釣り合いなくらい若さに溢れる敏腕主婦で、真選組にいる数えるほどしかいない雇われ女中さん達をまとめ上げるリーダー。
そして、隊士さん達の間では真選組の母とまで言われるほどの人物だ。

お園さんは私に何かと世話を焼いてくれる人で、真選組内での仕事は大半、お園さんに教わったものだ。


「人手がなくて困ってたところなの。手伝ってもらえないかしら?」
「……はい」


最近仕事に慣れた私は、専ら、お園さんの補佐係となっている。
お園さんは私の返事を聞くと、嬉しそうに綺麗に微笑んだ。

ふと、私は隊士さん達が不在である理由をお園さんならば知っているかもしれないと思い、何気なく訊ねる。


「お園さん、隊士さんが皆出払ってるみたいなんですけど……何か事件でもあったんですか?」
「あー……何かねェ、指名手配中の攘夷浪士が江戸に入り込んだって情報があって、隊士は皆駆り出されてるのよ」
「指名手配中の、攘夷浪士……?」


厨房の冷蔵庫を漁っているお園さんの背を見つめながら、私は反芻した。
お園さんは、うーん、と一度考え込むように唸ると、私を振り返って続ける。


「大分危ない奴らしいのよ〜。ちゃんも気を付けてね?」
「はあ……」
「もしかしたら、名前とか聞いたことあるかもしれないから、知ってて損はないかもね。確か、名前はァ……―――」


お園さんはそこまで言うと、暫し考え込んだ後、思い出したように手を打って声を上げた。
そして、今度は身体ごと私に向けて言う。




「そう、思い出した。……過激派攘夷浪士―――高杉晋助」




……高杉、晋助……?

私はその名を聞いた途端、眉間に皺を寄せて考えた。

何だか、いつだったか……誰かから聞いたような、聞いてないような。
聞き覚えはある、かもしれない。(曖昧)

首を傾げる私を見たお園さんは、おかしそうに笑って、冷蔵庫へ身体を向け直した。


「まあ、正しい情報なのかも分からないらしいし、万が一の為に、今、真選組総出で市中見回りしてることだし……ちゃんが争い事に出くわす心配はないと思うけど」
「そうですね……」


桂さんとはまた違う攘夷浪士の名を聞いて、私は何となく実感の湧かないまま、お園さんに返事をした。

『過激』とつくぐらいなのだから、もしかして人を殺めたりしている人なのかもしれない。
名前だけではなく顔くらい知っておいた方が、出くわした時にすぐに反応出来るだろうか。


「第一、江戸って一括りに言っても広いんだから……―――ああーーーーッ!!」


そんなことを考えていると、不意に、お園さんが冷蔵庫に頭を突っ込んだまま叫び声を上げたので、私は驚いて肩をビクつかせた。
おかげで、考えていたことがすっぽりと抜け落ちてしまった。


「ど、どうしたん、ですか?」
「……あんのコレステロール過剰摂取野郎……」
「コレステロール?」


ワナワナと肩を震わせて呟いたお園さんは、冷蔵庫の扉をドバンッと勢いよく閉めて、ぐるりとこちらを振り返ってきた。
―――たまに、お園さんは鬼のように怖くなる。


「あれだけ冷蔵庫の中のマヨネーズに勝手に手ェ出すなって言っておいたのにィ!! 鬼の副長が聞いて呆れるわ!」
「……あー」


どうやら、原因は副長・土方さんらしい。
大方、冷蔵庫に保管してあるはずのマヨネーズが1本残らずなくなっていたのだろう。

土方さんは異常なまでのマヨラーだ。
女中の仕事を手伝うことになった初日、私の作った味噌汁にこれでもかというほどマヨネーズをかけている土方さんの姿を見て、私は暫し、言い知れぬ複雑な思いを抱いたことがある(味噌汁がマヨ汁になっていたから、なんだか泣けてきたのだ)。

それほどまでにマヨラーな土方さんの為に、ただでさえ大量にマヨネーズを仕入れているというのに、もう1本も残っていないらしい。
まあ、それもそうだろう。
一食に対して1本のマヨネーズを消費しているようなものだ、あの人の食事は。

私はこの後の展開が容易に読み取れて、1人引き攣った笑いを浮かべる。


ちゃんんー……ッ」
「……はい、お遣い……行ってきます」


涙目で懇願してくるお園さんを目の前に、私は首を縦に振ることしか出来ない。
土方さんのマヨネーズを今度、色の似通ったカスタードクリームにでもすり替えておこうと決意しながら、私はお園さんからお金を受け取って屯所を後にした。




―――退君からの遠回しな忠告を、すっかり頭から消し去ったままで。





***************





よくよく考えてみると、最近私の専らの仕事は買い出しになっているように思う。

買物は好きだ。
この世界に来る前も、半ば主婦のような生活を送っていたおかげで、買い物の楽しさは知っている。
特に安い掘り出し物を見つけると、胸が高鳴る。(完璧に主婦だ)

しかし、だからと言って年がら年中買い出しに駆り出されるのも、どうかと思うわけだ。


「……あー、恥ずかしかった」


ウィーン、と機械音を響かせて開く、大江戸ストアの自動ドア。
ドアが開ききったのを見送ると、私は店を出て大通りを歩き出した。

いくら行き慣れている場所とはいえ、店に陳列されているマヨネーズを片っ端から買い占める娘を見て、店員さんは一体何を思ったのだろうか(考えただけでも泣けてくる)。

熱い頬を片手で撫で摩りながら、スーパーの袋を片手に屯所へと向かう。
勿論、袋の中身は全てマヨネーズだ。
何本入っているのかは数えていない(怖すぎて数えられない)が、マヨネーズのみの買い出しでお札を出した経験は、過去に一度もない。


「はあー……銀さんの甘党も相当だけど、土方さんのマヨ好きも相当だよね…」


凝っている部分があることは構わないのだが、普通糖尿寸前になるまで甘い物は食べない。
ましてや、医者に宣告されたにも関わらず食べ続ける、銀さんの神経が理解出来ない。
本人は「太く短く生きる」と格好付けてはいたが、おそらくあれは意固地になっているだけだろう。

……でも、病気じゃ死ななそうだよね、あの人達。
怪我でもだけど。

そんなことを思いながら、土方さんの身体は大丈夫なのだろうかと心配になる。
今度、人間ドックでも受けることをお薦めしよう。(余計なお世話)


「……」


屯所への道を歩きながら空を見上げると、微かに赤みがさしているように見えた。
もう、時刻は夕刻らしい。
何だかんだで1日を過ごしてしまったな、と1人ぼんやりと思っていると。


―――ッ……?」


不意に、大通りの横道―――建物の陰で薄暗くなった路地裏の方から、妙な匂いを感じた。

本当に、微かな匂いだった。
隙間風に煽らせて私の鼻元まで運ばれた匂いは、どこか生臭く。
鉄のような感覚をまとった―――そう。




血の、ニオイ。




私は思わず、その場で足を止めた。
平日の夕刻ということもあってか人通りはいつもより多いものの、私以外の通行人はこの血のニオイには気付いていないらしい。

暗い中、奥へ奥へと続く路地を見つめ、私は眉を寄せた。
ドクリ、と心臓が脈打つ。


(……人、かな……)


こんな、刀が存在する混沌とした世界だ。
こういうことも間々あるのだろうか。

そのまま、知らぬフリをして屯所へと戻ればいいものを、私の足は自然とその路地へと方向転換してしまっていた。
何かに引き寄せられるかのように路地に入って奥へと足を進めるにつれ、血のニオイは濃くなっていく。
それに比例して、私の顔付きも険しくなっていった。

ヤバイ場面だったらどうしよう……天人がいたりとか、殺人現場だったりしたら。
……そうしたら、ダッシュで逃げよう。
それで、屯所に戻って、このことを伝えよう。

徐々に高鳴っていく、鼓動。

そんなことを永遠と考え巡らせながら、私は黙々と路地を進む。
その時。


―――!!」


ブワリと吹いた風に煽られて一際血のニオイが濃く感じられたかと思うと、路地の裏手に入った瞬間、目の前が真っ赤に染まった。




―――否、染まっているのは、地面や壁だ。




思わず息を呑み、声を上げそうになった自分の口を手で押さえた。
ガサリと、路地裏に私の持つ買い物袋が擦れる音が響く。

よくよく眼を凝らしてその場を見渡してみると、侍らしき着流し姿の男達に混じって、黒い服をまとった男達が数人、地面に転がっている。

……黒い……服?

その服は、紛れもなく―――真選組の隊服だった。


「ッ……!! うそ……ッ!」


私は咄嗟に、声を漏らしてしまった。
そんな、地面に倒れ伏している真選組の隊士の中に、見知った顔を見つけてしまったのだ。


「退君ッ……!?」
「……ッ、う……? ―――!! っ、ちゃ……何で……ッ!?」


先刻会った時は爽やかに微笑んでいたはずの、退君。

うつ伏せに地へ倒れている退君は、顔だけをこちらに向けて小さく呻いた。
痛々しいその小さな掠れた声が、路地裏に反響して、嫌に響く。
私は慌てて退君へ駆け寄ろうと、手に持っていた荷物を地面へ投げ付けるように放り出した。

そんな時だ。




―――ほぅ……妙な女が混じってんじゃねーか」




ふわりと香る、煙草の葉と、血のニオイ。
視界で薄っすらと揺れる紫煙と、派手な柄の上質そうな着流し。

癖のある低い声に、思わず踏み出そうとした足を止めて、私は顔を上げた。
そこには―――。


「こいつらの仲間にゃあ、見えねェなァ……」
「……ッ……!」


笠を被り、片目を包帯で覆った、人のそれとは思えぬ目付きでこちらを見つめる男が、1人。


……ちゃッ……逃げろッ……!!」


獣。

その匂いを纏う男を見た私は、身体が硬直して動かなくなってしまった。
退君の必死の声も最早耳には届かずに、私の頭にはある言葉が浮かぶ。




『オメーは知らねェかもしんねーけど……コイツだきゃあ、気ィつけろよ、

『そんな機会ねェと思いてーが、もし出くわしたら、迷わず逃げろ』

『ヅラと違ってコイツァ―――ちっとばかし、性質が悪すぎるからな』




……ごめん、銀さん。
折角知り合った時に色々と教えてくれてたのに。
本人に出逢ってから、私、思い出したよ。

退君も、あの言葉の意味が、今やっと分かった。

心の中で銀さんと退君に謝罪しながら、私は小さくその男の名を呟いた。


「ッ……高杉、晋助……?」








路地裏からの異変。

(これは、狂気の始まり)









アトガキ。


*出遭った、闇。

*とうとう出てきました、彼が。彼はこれからのヒロインの話に何かと関わってきます。
 今回の章は高杉さんとの出会い編と、これからの物語の重要な鍵となってきますので、オリジナルですがしばしお付き合い下さい。





*2010年10月31日 加筆修正・再UP。