茫然自失ストレート 01
「……お、お登勢さん、あのォ……」
「? 何だィ、どーした、?」
夏です。
むしむしとした暑さが続く今日この頃、私の右頬のガーゼが蒸れて仕方がありません。
傷が悪化しないか心配です。
―――いや、そうじゃなくて。
むしむしとした昼時。
例の如く、万事屋の下にある『スナックお登勢』で仕事をしていた私は、すでにカウンターで準備を始めていたお登勢さんに声をかけた。
お登勢さんはいつものように返事をしてくれたが、どこか落ち着きのない私を見て首を傾げている。
「あの……えっと……」
「何ダヨ、ハッキリシロヨ」
「キャサリンさんは黙ってて!」
カウンターの前までやってきた私にじれったそうにキャサリンさんが言うが、今私はそれどころではなかった。
恥ずかしさこの上ないのだ、今の私の心境は。
訝しげなお登勢さんの顔をチラリと窺った後、私は意を決し口を開く。
「私、朝方に洗濯してましたよね?」
「……ああ、私が頼んだねェ」
「そ、れで……あの……私の、下着……が……っ」
―――ないんです。
そう告げた数秒後、お登勢さんとキャサリンさんの叫び声が店内に響いた。
私は訥々と、気恥しげに、お登勢さんとキャサリンさんに状況を説明し出す。
先程お登勢さんに、昨日干しておいた洗濯物を取り込んでおくように指示された私は、快く了承してベランダへと向かった。
お登勢さんとキャサリンさんの洗濯物に交じって、自分の服も干していた私。
そこには当然、『下着』と呼ばれるものも干してあるわけで。
しかし、洗濯物を取り込んで畳んでいた私は、ある異変に気が付いた。
自分の下着が―――どこにも見当たらないのだ。
確かに昨日、自分自身で干したはずの下着。
お登勢さんとキャサリンさんしか知らないが、異世界から来た身の私はそう枚数を待ち合わせていたわけではない。
だから、失くしたということはないだろう。
―――よりによって、パンツだけ失くすなど。
「……」
「……」
「……」
カウンターに腰かけた私に、お登勢さんとキャサリンさんの視線が集中し、沈黙が走る。
私はひどくショックを受けて、顔を俯かせていた。
だって、そうでしょ。
まさか自分の下着が盗まれてしまうとは、予想だにしていなかった。
日頃から私を気にかけてくれているお登勢さんと、何だかんだで私を可愛がってくれているキャサリンさん。
私には少し過保護な2人も、真摯な顔付きで事の重大さを理解してくれたらしい―――が。
((まさかッ……!!))
不意に、2人の目付きが鋭くなり、お登勢さんとキャサリンさんは互いに目を合わせる。
何やら殺気立ってきた2人の雰囲気に、被害者である私は顔を俯かせているせいで気付いていなかったけれど。
「オ登勢サン……マサカ……」
「ああ……まさか、ねェ……」
「……?」
不意に2人が呟き、私は俯かせていた顔を上げて首を傾げた。
お登勢さんは袂から取り出した煙草に火を灯し、紫煙をゆっくりと吐き出して言う。
「まさか、上の馬鹿がやったんじゃないだろーねェ……」
「上の馬鹿、って……?」
「ハホント鈍イネ。上ノ階ニ住ンデテアンタノ下着泥棒シソウナ奴ナンテ1人シカイナイダロ?」
「え?」
お登勢さんとキャサリンさんの言葉に、私は考えた。
『上の階の馬鹿』。
『下着泥棒をしそうな奴』。
上の階には、銀さんと神楽ちゃんがいるはずだ。
新八君は確か、今日はまだ万事屋にはいなかったはず。
……え、ちょっと待って。
まさか―――。
「……も、もしかして2人とも―――銀さんを疑ってるんですか?」
恐る恐るといった感じで、私は駄目元で訊ねる。
すると、間髪入れずに迷いなくコクリと頷くお登勢さんとキャサリンさん。
それに驚いた私は、思わず目を丸くして言った。
「ま、ままままさか! いくら銀さんでも下着泥棒なんてするわけ―――」
「毎日毎日、奴にセクハラ紛いなことされてるアンタが言うことかィ」
「うっ……で、でも、私の下着なんて盗んだって、銀さんに何の得が……」
言葉を詰まらせながら必死に銀さんの弁解をする私を見て、お登勢さんとキャサリンさんは呆れたように溜め息をついた。
確かに銀さんは普段からスケベではあるけれど、流石に下着泥棒なんて陰湿なことはしないはずだ。
するとしたら、オープンに覗きとかしそうだ(あれ? 弁解になってない)。
「ソンナン決マッテンダロ? アンタノ下着使ッテイカガワシイコトヲ―――」
「オメーの考えがいかがわしいわァ!!」
じれったくなったらしいキャサリンさんが私に向かって怒鳴ろうとしたところを、バシンッ、という鋭い音によって、お登勢さんが阻止する。
カウンターに額をめり込ませるキャサリンさんを無視して(ごめんなさい)、お登勢さんと私は続けた。
「まあ、私もあのヘタレ野郎にそんな犯罪犯す度胸があるたァ思えないがねェ……」
「そうですよ。確かに銀さんやたらとくっついては来ますけど……流石にそこまでは……」
自分の知らない場所で、不名誉な話をされてしまっている銀さん。
お気の毒である。
「……とりあえず、もう下着は外に干さない方がいいね。盗られたきゃ別だが」
「い、嫌! もう盗られるなんて嫌ですよ!」
「なら、家の中にでも干しときな」
下着を盗んだ犯人を探すことも先決だろうが、再発防止をする必要もある。
お登勢さんの助言を聞いた私は、素直に頷いた。
お登勢さんとキャサリンさんに心配される中、私は不安を抱えたままその日を終えた。
そして、次の日。
言われた通り家の中に下着だけ干しておいた私が、早朝にお登勢さんの家で目を覚ますと―――。
「……何でなくなってるのォ!?」
窓の近くに干しておいたのが災いしたのか、下着はまたしても姿を消していた。
部屋の畳の上にへたり込む私の背に、「ー!!」と叫ぶ神楽ちゃんの声が届いたのは、そのすぐ後のことだ。
朝、二度目の下着泥棒被害に失意に陥っていた私の元に神楽ちゃんがやってきたのは、万事屋の仕事があるからだった。
依頼人はなんと―――新八君の姉・お妙さん。
詳しい話を聞く為に銀さん達と入ったのは、どこにでもあるファミリーレストラン。
ウェイトレスさんに席へ案内されて、向い側にお妙さんと新八君が腰を下し、私は何故か銀さんと神楽ちゃんに挟まれる様な形で席に座らされた。
「あ〜〜〜? 下着泥棒だァ!!」
「―――ッ!」
各々注文を済ませて、品が運ばれてくる。(銀さんは相変わらずパフェだ)
そういえばお妙さんに会うのはお花見の時以来だな、なんて考えながら自分が頼んだアイスココアを喉に流し込んでいた時、不意に隣の銀さんが言った言葉で、思わず肩をビクつかせた。
「そーなんスよ。僕が旅行中に2回もやられたらしくて」
「ッけほ! ごほッ……!」
「大丈夫アルか?」
何とかならないスかね?
そう言う新八君の声に被せるように、思わず咳きこんだ私。
心配そうに神楽ちゃんが背中を撫でてきて、私は苦笑して返すことしか出来なかった。
突然噎せ始めた私を横目にチラリと見た銀さんは、さり気無く私の背を軽くポンポンと叩きながら、すぐにお妙さんへ視線を戻す。
「昔の人はよォ、着物の下はノーパンだったらしいぜ。お姫様も」
そして、何を話し出すのかと思えば。
お姫様なのに暴れん坊将軍だとか、そのおしとやかなのに暴れん坊将軍なのかよというギャップがいいのだ、だとか訳の分からないノーパン談義。
仕舞いには私にまで話を振ってきたので、私は「やっぱりこの人犯人なんじゃ……」と疑わざるを得なくなってきてしまう始末だ。(必死に弁解してあげたのに!)
そんな銀さんに苛立った様子のお妙さんは、目の前のテーブルに身体を乗り上げて銀さんの頭をガシリと鷲掴み、威圧的過ぎる目付きで言う。
「てめーのノーパン談義はどーでもいいんだよ。こちとらお気に入りの勝負パンツ盗られてんだぞコラ」
「勝負パンツってお姉サン、誰かと決闘でもするのかイ?」
とにかく。
今回の依頼は『お妙さんの下着を盗んだ泥棒を捕まえること』のようである。
私は只ならぬ不安を感じて、少し居た堪れない心境である。
誤魔化す為にアイスココアを飲みっぱなしだ。
もしかして、私の下着も……?
「大体何がしたいんだお前は。その勝負パンツが戻ってくれば気が済むのか?」
「―――パンツを取り戻した上でパンツを盗んだ奴を血祭りにしたい」
「もう発言がパンツを穿く文明人の発言じゃねーよ」
裸で槍を持って野を駆ける人の発言だよ。
そう続ける銀さんは、何だかこの依頼には乗り気ではないらしい。
私はもう、平然と公の場で『勝負パンツ』だの『下着』だのと言えるこの人達の神経が分からなくて、1人視線を下に向けたまま、話に耳を傾けていた。
そんな時、私の隣に座る神楽ちゃんが、少し不機嫌そうな声で話し出す。
「下着ドロなんて女の敵アル。姐御、私も一肌脱ぎますぜ!」
「よし、よく言った。ついて来い。杯を交わすぞ。―――あ、ちゃんは無理しなくていいからね? ただでさえ怪我してるのに、これ以上傷が付いたら大変だもの」
「え? ……怪我するようなことするの?」
「待て待て待て! 死人が出るよ! 君ら2人はヤバイって!!」
女同士の結束が出来てしまったらしく、お妙さんと神楽ちゃんは2人並んでファミレスから出て行ってしまった。
同じ女として、ここは出ていくべきだったのだろうが(私も被害者だし)、2人の怒気に圧されてしまって、見送ることしか出来ない。
というか、何をする気なんだ、あの2人は。
「まずいよ。最凶コンビがユニット組んじゃったよ」
そんな2人を同じように見送ってしまった新八君は、冷汗を流しながら席を立って言った。
確かに、あの2人にかかったら事の顛末は最悪なものだろう。
しかし、銀さんだけは1人テーブルに頬杖をついて、だるそうに2人を見送っていた。
「……銀さん、いいの? 神楽ちゃんとお妙さんが……」
「ほっとけよ。ホシの目星はもうついてるだろ?」
「「え?」」
銀さんの知ったような口ぶりに、私と新八君の声が重なった。
新八君が訝しげに「誰だ」と銀さんに訊ねようとした時、不意に、新八君の視線がテーブルの下に走って止まる。
「!!」
「……新八君?」
その視線が気になった私が銀さんへ目を向けると、銀さんは指先でテーブルをコンコンッと叩いた。
下を見ろ、ということらしい。
それに眉を潜めて、椅子の上で身を屈めテーブルの下を覗きこんだ私は―――そのまま固まった。
「……」
「……こ、近藤さん……」
なんと、テーブルの下には、大きな身体を小さく縮めて身を横たえてジッとしている近藤さんの姿が。
いつもの隊服ではなく袴姿なところを見ると、今日は非番なのだろう。
それはともかく。
思わず名前を呼んでしまった私と目を合わせた近藤さんは、慌ててテーブルの下から這い出ようとする。
ガタガタとテーブルが動く中、銀さんに促されて席から立った私は、近藤さんが顔を出したところを通路に立って見降ろした。
「何だァァァァ!! まさか俺を疑っているのか貴様らァァ!! ちゃん、俺は断じて違うからね!! 侍が下着泥棒なんて卑劣な真似するわけないだろーがァ!!」
「侍がストーカ−なんてするわけねーだろーが」
凄い形相で啖呵を切る近藤さんだが、テーブルの下に這いつくばりながら怒鳴られても説得力に欠ける。
そんな近藤さんの前に腰を屈めた銀さんの鋭いツッコミに、近藤さんは事も無げに続ける。
「ストーカーはしても下着ドロなんぞするか! 訴えるぞ貴様!!」
「訴えられるのはテメーだァ!!」
「訴えても確実に負けちゃいますよ、近藤さん」
この人はもう、どこまでが本気なのか分かったもんじゃない。(全部本気なんだろうけど)
下手すると下着泥棒よりも性質の悪いことをしているのでは、と呆れる私の横で、銀さんはニヤニヤと歪んだ笑みを浮かべて言う。
「これで真選組解体か〜。いや、めでてーな〜。もあそこで働かなくて済むわけだ」
「待て待て待て! コレを見ろ、コレを!」
「……何スかコレ?」
その時、近藤さんが不意に、手にしていたある物をこちらに差し出してきた。
何故か私に向かって差し出されたそれを受け取ってよくよく見てみると、それは新聞だった。
訝しげに眉を寄せる私が新聞を広げてみると、左右から新八君と銀さんが覗き込んでくる。
「……『またも出没 フンドシ仮面』……?」
目に入った見出しを声に出して、私はハッとした。
非常に、嫌な予感がする。
記事によると、それは最近巷を騒がせている泥棒らしい。
その名の通り、異様な風体の泥棒で―――。
「真っ赤な褌を頭に被り、ブリーフ一丁で闇を駆け、キレーな娘の下着ばかりを掻っ攫い、それをモテない男達にバラ撒くという妙な奴さ」
「何ですかソレ。鼠小僧の変態バージョン?」
それを聞いた瞬間、私は思わず新聞を持つ手に力を込めた。
妙な確信めいたものが頭を過ぎって、思わず顔が引き攣る。
そんな中、不意に、銀さんが着流しの懐から何かを取り出し、目の前に掲げて言う。
「そーか。このパンツにはそーゆう意味が! 俺ァてっきり、サンタさんのプレゼントかと……」
「アンタもらってんのかィィ!!」
銀さんが手にしているのは紛れもなく―――女性用のパンツだった。
それを横目にチラリと見て、私は1人冷汗を流す。
まさか……私の下着も全部……。
「フハハハハハ! そりゃあお前、モテない男と見なされた証拠だよ。哀れだな〜」
「オーイ、見えてるぞ。懐からモテない男の勲章が零れ出てるぞ」
(……なんか、近藤さんこそ哀れでならないな)
新聞を折り畳みながらそう思う私だが、銀さんがモテないのは意外だ、とも思う。
いや、確かにだらしないし仕事ないしお金ないしスケベだし。
魅力をあまり感じないところの方が多いけれども。
……あれ?
何か全然意外じゃないかもしれない。(酷い)
何だか、色々ショックで頭が回らなくなってきている私。
その傍らで、銀さん達の会話は続く。
「んで、お妙の下着かっぱらったのもコイツの仕業だと……」
「ああ。今や江戸中の娘達が被害に遭ってる。しかし、民衆、特にモテない男になまじ人気がある為、同心連中も中々捕まえるのに苦労してるようだ」
「ケッ、ただの変態のくせに、いっぱしの義賊気取りか」
どんな義賊だ。
私の『ふんどし仮面』に対しての感想はそれだ。
「―――そう言えば、ちゃんは大丈夫なのか?」
「…………へ?」
そんな時、近藤さんの不意打ちに呆気に取られた私は、思わず情けない声を上げて手から新聞を取り零した。
近藤さんの何気ない言葉に、何故か過剰に反応を示したのは銀さんと新八君で。
「とととと盗られたんか!? パンツ盗られたんか、!!」
「え? あ、えっとォ……」
「そうだよ。よくよく考えたらちゃんもバリバリ対象内……で、どーなの、ちゃん!」
「……」
私の肩を掴んで鬼の形相で迫ってくる銀さんに対し、冷静に何やら分析して訊いてくる新八君。
何だか、最近押しに弱くなってしまっている私は、熱くなっていく顔を隠すように俯いて、囁くような小さな声で言う。
「……―――れた」
「「え?」」
「……2回、やられ……た」
暫しの沈黙。
恐る恐る顔を上げると、形容しがたい表情で固まる銀さんと新八君と、何故か近藤さんの顔。
あーあ、言わなきゃよかった。
ここでようやく後悔する私の目の前で、3人は奇妙な声を上げながら悶絶していた。
ふと、突然、ガシリと肩を掴まれ、誰かにグイッと抱き寄せられる。
「!」
「、行くぞ!」
「……どこに? というか、暑いからくっつかないでよ、銀さん」
肩を掴む手の持ち主に顔を向けると、いつになく真面目な表情で店を出ようと促す銀さん。
私の肩に手を回したままカツカと歩き出す銀さんに抵抗するが、銀さんは私を無視して黒いオーラを醸し出しながらニヤリと笑う。
……怖ッ!!
「のパンツ盗むなんざ、命知らずもいいとこだぜ。血祭りに上げたらァ……!!」
「それじゃお妙さんが言ってたことと変わらないよ!」
「いいんだよー、は安心して銀さんについてきなさーい」
「目が据わっちゃってる人に安心なんて微塵も出来ないです」
とりあえず落ち着かせようと、その場で足を止める私。
しかし、銀さんは私の話を最早聞いてはおらず、自分の手にしていたパンツを目の前に掲げて、怒りの混じった声で言う。
「ただの変態が義賊を名乗ってる上に、俺ののパンツにまで手を伸ばしやがって……」
「何か言い方が卑猥だぞ、アンタ」
新八君のツッコミも、最早効かない。
言葉を無視した銀さんは、手元でパンツを左右に引っ張り、メキメキといわせながら叫ぶ。
「気にくわねー、気にくわねーぜ―――何で俺がモテねーの知ってんだァァァァァ!!」
「「ああああああパンツぅぅぅ!!」」
バリィッ!! と音を立てて真っ二つに引き裂かれたパンツ。
銀さんの怒りはそこか、なんて思いながら、私は心の中でパンツの持ち主に向かって謝る。
「俺も触ったこと……つーか見たことすらねェのによォ、の下着ィィィ!!」
「銀さん、いい加減にしないと本気で蹴り飛ばすよ」
変態染みたことを口走りながら怒る銀さんに冷たく言いながら、二度とこのファミレスには来られないだろうな、と溜め息を零して、私は店を後にした。
束の間の珍事件。
(近くにも、セクハラ上司)
アトガキ。
*まさかの下着泥棒被害でテンパるヒロイン。
*何だか地味に扱いが酷い銀さん。何だかスケベを通り越して変態気味な銀さんですが、許して下さい。
なんか、久々にギャグオンリーな、銀魂的なノリで書けた話です。本当は書く予定じゃなかったんですが……ちょっとした一休み的な、ワンクッション的な……ね。
シリアスな感じの話が続いたので、少しでもこれで和んで?頂けたらいいなと思います。
そして、次回に続く!
*2010年11月1日 加筆修正・再UP。
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